DYNA HATA SURFBOARDS

Hata Surfboads New Line DYNA

DYNAは、Hata Surfboardsの3つのクオリティを象徴しています。

Shape

 シェープ歴33年の間に約6000本のサーフボード(ショート、トランジッション系、ロングボード、ALAIA、SUP)をシェープしてきました。シェープする以上は、どのようなボードでも自らテストすることで、本当に調子のいいサーフボードを完成させてきました。
 ユーザーの好みに合わせ、あらゆるオーダーにフィットする特別なサーフボードをシェープします!

Functionality

 機能性をフルに発揮するサーフボードとは、アウトライン、ボトム、デッキ、レールと、すべてのラインがバランス良くつながったサーフボードです。それを可能にするにはシェーパーの目と腕と経験がとても大切です。

Design

 サーフボードは波に乗るための一番大事なツールです。DYNAのデザインには意味があります。機能性と美しさを追求していくことで、美しいデザインが生まれてきます。

このオーダーは7'4で、限りなくロングボードに近い乗り心地にしたいというユーザーの希望がありました。

通常この長さのボードをシェープする場合は、8'1~8'6ぐらいのブランクスから削りだすことが多いです。しかし通常のブランクスサイズだとロッカーが少し強くなってしまうので、クラシックなロングボードを削るときに使用する、ロッカーの少ない9'3Yを選択しました。そこから削り込むことで理想的なロッカーを実現してます。

Hata Surfboads New Line DYNA

7'4という長さはロングボードではないですが、ノーズライディングも楽しめるようにしました。

ノーズのラインはワイドなラウンドに。ノーズロッカーも抑えることで安定性が抜群に良くなります。

とてもスムーズなノーズライディングが可能になります。

Hata Surfboads New Line DYNA

テールの形状はさまざまですが、今回は最もコントロールしやすい、ラウンドピンにしました。

ラウンドピンは頂点がセンターで、自然なカーブとなるので、左右のターンで引っかかりがなく、スムーズに動かしやすいので、比較的長いサーフボードを削るときによく使うテール形状です。

Hata Surfboads New Line DYNA

サーフボードにおいてロッカーはとても大事な部分です。ロッカーがきれいに作れないと、調子の良いサーフボードになりません。

テイクダウン(アウトラインを切り出す)後にボトムのロッカーを作っていきます。

今回は全体に抑えめなロッカーで、ノーズからテールまで自然なラインでつなげました。

Hata Surfboads New Line DYNA

レールは50/50(フィフティー/フィフティー、ボトムにエッジが無いレール)で、センター付近はソフトな感じ、ノーズにかけて少し薄目に。テールエリアは薄目にしてあります。

波のフェイスに自然に入って、スムーズなターンを可能にします。

Hata Surfboads New Line DYNA

ボトムにはノーズからテールまでフルコンケーブを入れました。

コンケーブを入れることによって、テイクオフが速く、ターンの伸びも良くなります。コンケーブの入れ方はロッカーとのバランスを考えて入れることが大事です。

Hata Surfboads New Line DYNA

シンプルなシングルフィン。

サーフボードの乗り方に合わせ、好みのフィンをセレクトします。
フィンの形状や、セッティングする位置で、乗り味は変化してきます。

自分好みのセッティングを見つけ出すのも楽しみのひとつです。

Hata Surfboads New Line DYNA

ボードデザインは、両面色巻き(樹脂カラー)です。

通常サーフボードに色を付ける方法は、フォームにエアーブラシでデザインを吹きつけた後に、透明樹脂でコーティングしますが、『色巻き』という方法は樹脂に色を付けてコーティング(ラミネート)します。クリアで深みのある色合いが実現できます。

デッキ側のガラスクロスを交差(クロス)させることで、デザイン性を良くすると同時に、強度も上げることができます。

Hata Surfboads New Line DYNA

ロービングリーシュ:一般的なリーシュカップを使用するのではなく、このアーチにリーシュの紐を通します。

デッキが巻き終わったら、樹脂をつけたロービング(ガラス繊維でできた細いロープ)を何本か束ねてアーチ形状を作ります。

Hata Surfboads New Line DYNA

色巻きの工程

色巻きの工程

01

ボトムにテーピングをします。
レールラインを少し厚めのテープ(クレープテープ)を使ってテーピングしていきます。
綺麗なラインを引くのはとても難しく、職人さんの腕のレベルがわかってしまいます。

色巻きの工程

02

レールラインを決めたら、デッキ面に樹脂が付かないようにマスキングをしていきます。

色巻きの工程

03

色を調色します。
今回はカラー指定(色見本)があるので、見本を見ながら色を調色していきます。かなり時間のかかる作業です。
茶色の部分は「ブラウンティント」の原色から調色しました。白い部分は「ホワイトピグメント」の原色に「フレンチブルー」を少量入れてあります。

色巻きの工程

04

クロスのセッティングです。
サーフボードにガラスクロスを敷き、シワを伸ばします。テーピングしたラインに十分に重なるようにハサミを使って切っていきます。

色巻きの工程

05

ボトムのラミネート。
いよいよラミネートを始めますが、このデザインの場合は一色ずつ分けてラミネートしていきます。
①最初にブラウン → ②次にホワイトの順に巻いていきます。

色巻きの工程

06

ボトム側が巻き終わり、ある程度樹脂が硬まったらディケール(マーク)を入れます。

色巻きの工程

07

余分なガラスクロスをマスキングテープに沿って切っていきます。
このタイミングは職人の経験で判断されます。樹脂が柔らか過ぎたり、硬まり過ぎても綺麗に切り落とせません。
またテープに沿ってカットするのも難しく、下手だとカットラインがガタガタになってしまいます。

色巻きの工程

08

デッキ側をラミネートしていきます。
ボトムのラミネート作業から1日乾かし、デッキ側のラミネートをしていきます。

色巻きの工程

09

ボトムと同様に、レールラインをテーピングします。ラインが決まったらマスキングして、ガラスクロスを敷きます。

色巻きの工程

10

ボトムはガラスクロス1枚でラミネートしますが、デッキは強度を上げるため、通常は2枚でラミネートします。
今回はクロスにパッチを入れるので、さらに2枚多くなり強度がかなり上がりますが、少し重たくなってしまいます。

色巻きの工程

11

強度の面だけではなく、クロスに入れた2重のパッチが色の濃淡を作り出します。
ここはボードのデザイン的にもアクセントになります。
機能性を上げていくことで生まれたデザインです。

色巻きの工程

12

ホットコートで仕上げます。
ある程度ラミネートの樹脂が硬まったら、デッキ、ボトムをハケを使って樹脂を塗っていきます。
ホットコートの樹脂にはパラフィン(ワックス)を少し入れます。硬まったときに削りが(サンディング)しやすくするためです。

TOP
SHOP TOP
HOME